一人暮らしの予定があると、初期費用が気になるでしょう。
そんな方におすすめの物件は、家具と家電がある賃貸物件です。
ただし状況によってはデメリットが大きくなる場合もあるため、お得になるのか比較するようにしてください。
家具家電付き賃貸物件と購入する場合のコスト比較
賃貸物件で家具と家電付きを選ぶか迷ったら、自分で家具や家電を購入する場合の金額と比較してみるといいでしょう。
一人暮らしで家具や家電を買うとなると、20万円ちょっとはかかります。
仮に、家具家電付き賃貸物件で家賃を毎月1万円多く払っていれば、1年間なら家具家電付きがお得ですが、2年間では損することになります。
1年程度の短期間住む予定なら、家具家電付き賃貸物件も安いでしょう。
ただし、2年以上同じ物件に住み続けるつもりなら、自分で家具や家電を買ったほうがお得です。
たとえば、単身赴任で1年間だけ住むとわかっている場合におすすめです。
短期間の居住では、引っ越しする際の家具や家電の処分費用もかかるため、家具と家電付き物件が良いでしょう。
家具家電付き賃貸物件のメリット
メリットは、初期費用を抑えられることと、短期間で入居できる点です。
初期費用の節約になる理由は、家具と家電の購入費用が要らないためです。
また、家具や家電の購入の手間がないため、即入居できるメリットもあります。
たとえば、大学入学や新社会人で地方から都心へ引っ越す際に便利でしょう。
遠方からの引っ越しだと家具や家電を買うための移動費用がかかりますが、家具家電付き物件ならその手間や費用がかかりません。
飛行機代をかけて何度も行き来するよりお得になりやすいでしょう。
また、一人暮らしの女性で、結婚の際に家具や家電を買いそろえたいと考えている方は、家具家電付き賃貸物件はメリットがあります。
家具や家電付きなら処分の手間や費用もかかりません。
家具家電付き賃貸物件のデメリット
デメリットは、故障リスクや製品を選べない点です。
長く使うことを考えれば、好みのインテリアに揃えたいかもしれません。
しかし、家具家電付き物件は備え付けのもののため、好みのテイストの家具が選べません。
また、誰かが使っていた家電であれば、故障のリスクもあるでしょう。
故障の際には大家さんが修理や買い替え費用を負担すべきですが、曖昧になっている場合もあります。
入居者が故意に壊したと言われてしまえば、費用の負担が必要かもしれません。
このようなデメリットを減らすため、入居前に契約内容をよく確認しましょう。