賃貸で暮らす場合、共用部分の使い方についても十分注意することが必要です。
となりの人が物を置いているからといって、それは正しい使い方ではありません。
ここでは、この部分に私物を置いてはいけない理由などについてご紹介します。
賃貸の共用部分に私物を置くことは規約に違反すること
賃貸には、「専用部分」と「共用部分」がありますが、それぞれ使い方に注意すべきことがあります。
共用部分とは、廊下やエレベーター、エントランスなど多くの方が使用する場所のことですが、この場所に私物を置くことはできません。
なぜなら、共用部分は専用部分とは異なり、一般的に自由に使用できない規約になっているからです。
もちろん、迷惑をかけようと故意に物を置くような方はいないと思いますが、注意したいのは故意ではなく、規約違反であることを知らずに玄関先などに物を置いてしまうことです。
ベビーカーや鉢植えなどは、確かにこの場所に置けると便利かもしれませんが、それはしてはいけないことなので止めましょう。
共用部分の所有権は、オーナー側にあり、無断で私物を置く権利はありません。
また、消防法においても禁止されており、いざというときに避難経路となる共用部分の使い方においては、十分な注意が必要となります。
汚れたものを置けば衛生面でも問題がありますし、見た目的にも気持ちが良いものでもありません。
物が置かれた通路で転倒してケガをしてしまう可能性だってありますし、物によってはニオイを放つことも考えられるでしょう。
このように、さまざまな理由から私物を置くのは控えるようにしてください。
賃貸の共用部分に私物が置かれていた場合の対処法
物が置かれている廊下を通るのが難しかったり、何らかのトラブルが発生したりした場合は、直接相手にクレームを伝えるのはあまりおすすめできません。
こういった場合は、対処法としてオーナーや管理会社に報告するのが良いでしょう。
なぜなら、場合によっては新たなトラブルに発展してしまうこともあるからです。
どの部屋でどのような私物が置かれているのか、分かりやすく伝えるようにしましょう。
多くの場合、近日中に対応してくれるはずです。