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なっている。私自身も、当時はそういう趣旨で記事を書いた。 http://tanakanews.com/b1010pakistan.htm  ところが、インドとパキスタンのいくつかの新聞は、解任理由について、は っきりと「マフムード将軍の指示で、911実行犯のアッタに10万ドルが送 金されたことが分かった」と書いている。マフムード将軍らを頂点とするISI は、もともと組織的にタリバンを支援しており、タリバンとアルカイダは一心 同体であった。つまり、パキスタン当局であるISIは、タリバンを支援して いただけでなく、911事件の黒幕でもあったことになる。  もしインドの新聞だけがそれを指摘しているのであれば、パキスタンを悪者 に仕立てたいインド側がウソ情報を発した可能性もあるが、パキスタンの大手 新聞「ドーン」も、ニューデリー発でこの記事を載せているので、ISIが 911事件の裏にいたことは、パキスタン側も暗に認めた事実であると考えて よい。 Gen Mahmud's exit due to links with Umar Sheikh http://www.dawn.com/2001/10/09/top13.htm  こんな衝撃的な事実が報じられたにもかかわらず、どうしたわけか世界のマ スコミは、フランスのAFPなど一部を除き、ほとんどこれを報じなかった。 当時すでにアメリカのマスコミは、911後のショックの中で極度に大政翼賛 的な傾向を強めており、米当局が望まない報道は一切行わないようになってい た。 http://www.complete911timeline.org/2001/afp101001.html  ふつうに考えれば、このニュースはアメリカにとって最も衝撃的であるはず だが、それをアメリカのマスコミが一切報じなかったのは、アメリカ政府自身 が、パキスタン政府と911の関係を世界に知らせたくなかったからだと思わ れる。なぜアメリカ政府は、パキスタン当局が911事件に関与していたこと を不問に付したのか。アメリカ政府自身が、パキスタン当局と911の関係を 世界に知らせたくなかったからだと思われるが、なぜそうなのか、大きな疑問 が残る。この部分が911事件の最も大きな暗部である可能性がある。 ▼送金者サイード・シェイク  前出のパキスタンのドーン紙の記事によると、ISIのマフムード長官は、 オマル・シェイクという人物を通じて、911事件主犯格とされるモハマド・ アッタに10万ドルを送ったとされる。  1999年12月、インド航空機がハイジャックされ、アフガニスタンのタ リバンの本拠地カンダハルまで飛んだ後、インド当局が獄中にいるイスラム過 激派(アルカイダ)の幹部3人を釈放する代わりに、ハイジャックされた飛行 機の乗客乗員155人が解放されるという事件があった。この事件で釈放され た3人の中に、オマル・シェイクが含まれていた。  このハイジャック事件を報じたBBCなどの記事を見ると「オマル・シェイ ク」ではなく「アーマド・オマル・サイード・シェイク」(Ahmed Omar Sayed Sheikh)となっている。この人物はたくさんの別名を持っており、本名はサ イード・シェイクだが、別名としてオマル・シェイクのほか、ムスタファ・モ ハメド・アーマド(Mustafa Mohammed Ahmed)、ムスタファ・アーマド・アル ハウサウィ(Mustafa Ahmed al-Hawsawi)などを使っていた。 http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/584729.stm  アメリカCNNテレビは2001年10月6日の報道で、サイード・シェイ クが、ムスタファ・モハメド・アーメドの名前を使い、10万ドル以上の資金 をパキスタンから911主犯格のモハメド・アッタに送っていたと報じている。 そして、このサイード・シェイクは1999年のインド航空機ハイジャック事 件で人質と交換に釈放された人物である、としている。つまり、サイード・シ ェイクが911犯人グループに10万ドルを送ったことは、アメリカの大手マ スコミも報じた「事実」である。 http://www.cnn.com/2001/US/10/05/inv.terror.investigation/  送金を受けたモハマド・アッタは、911事件が起きる数日前、あまった資 金を再びサイード・シェイクの「ムスタファ・モハメド・アーメド」名義の口 座に戻す送金手続きをとったことも報じられている。だが、アメリカにおける 報道はここまでである。サイード・シェイクが何者であるか、ということは、 まったく謎のままになっていた。  その「謎」に解答を与える形になったのが、サイード・シェイクはISIの 指示で送金を行っており、その送金を指示したISIのマフムード長官が、 FBIからこの件を追求され、ムシャラフ大統領によってアフガン戦争の開戦 直前に解任された。 ▼インド人誘拐の身代金が911事件のテロ資金に  ロサンゼルスタイムスが報じたところによると、サイード・シェイクからモ ハマド・アッタへの10万ドルの送金は、911事件の約1カ月前に行われ、 その資金の出所は、そのさらに1カ月前の2001年7月、イスラム過激派が インドのカルカッタでお金持ちの靴工場経営者を誘拐し、そのときの身代金 83万ドルの一部であるという。 http://ktla.trb.com/news/nationworld/nation/la-012302india,0,883098.story  インド当局者がロサンゼルスタイムスに語ったところによると、靴工場の経 営者を誘拐したのは、アフタブ・アンサリ(Aftab Ansari、別名Aftab Malik) というドバイ在住のインド人が率いるイスラム過激派系の犯罪組織で、この組 織は以前から金持ちのインド人を誘拐して身代金を集めることを繰り返してお り、インド当局は、パキスタンのISIがインド国内でのテロ活動の資金源を 確保するため、この組織を支援していると非難している。  アルハサウィからアッタへの送金は、911実行犯がアルカイダの一味だっ たことを示すほぼ唯一の根拠だが、これまで私は「アルハサウィなる人物が何 者なのか分からない以上、アルカイダと911事件とのつながりも証明できて いない」と考えていた。ところが、パキスタンのISIがアルハサウィ(サイ ード・シェイク)を通じてアッタに送金していたことが分かり、話の全体像が 見えてきた。  その一方で大きな謎として登場してきたのが「パキスタン当局は、なぜ911 事件に関与したのか」「アメリカはなぜその疑惑を不問に付しているのか」と いった疑問である。 ▼「影の政府」ISIとアメリカ  アメリカとパキスタンとは、以前からの同盟国である。パキスタンの諜報機 関ISIは、アメリカの諜報機関CIAと昔から親密な関係にあった。ISI はパキスタンの国家の諸組織の中でも特に強力な組織である。タイム誌の記事 によると、ISIはパキスタンの「影の政府」「政府内政府」であるという。 パキスタンでは、首相や大統領でさえISIが何をしているか、把握し切れて いない部分がある。 http://www.time.com/time/asia/magazine/article/0,13673,501020506-233999,00.html  こうしたISIの強さの源泉は、1980年代にソ連軍がアフガニスタンを 占領し、アフガン人のムジャヘディン・ゲリラ(イスラム聖戦士)たちがゲリ ラ戦でこれに対抗し、そのゲリラを支援していたのがISIで、その背後に CIAなどアメリカ当局がいた、ということに起因する。つまり、アメリカが アフガニスタンでの冷戦を通じてISIを強くし、パキスタンの「影の政府」 にまで成長させたということだ。  こう分析していくと、次に生じる疑問は「ISIは単独で911事件に関与 していたのか、それともアメリカ当局の黙認ないし積極的な認知・関与のもと で、ISIの動きがあったのか」ということである。  ISIのマフムード長官が解任されたのは、911事件から約1カ月後であ る。アメリカ当局は、このときまでISIの動きを知らなかったのだろうか。 多分そうではない、と思われる事実がある。911事件が起きる前後、マフム ード長官はワシントンにおり、アメリカの政権や議会の上層部の人々と会談し ていたからである。  パキスタンの「カラチ・ニュース」によると、マフムード長官は911事件 が起きる一週間前の9月4日からワシントンを訪問し、CIAのテネット長官 のほか、国防総省やホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の要人たち と相次いで会合を持った。マフムードはこのころ、3カ月間に2回、ワシント ンを訪問しており、それまでISI長官の訪米はめったになかっただけに、大 きな緊急の課題があるのではないか、という憶測がパキスタンの新聞にも載っ た。 http://www.complete911timeline.org/2001/news091001.html  911の当日には、マフムード長官は、上院のボブ・グラハム議員ら米議会 で諜報問題委員会のメンバーと、テロ対策について会合を持っていた。まさに そのとき、ハイジャックされた飛行機が次々と世界貿易センタービルに突っ込 んだのだった。ニューヨークタイムスなどによると、マフムードとグラハムら は、2機目の旅客機が突っ込むまで、会合を続けていたという。 http://dir.salon.com/politics/feature/2001/09/14/human_spies/index.html  マフムード長官は911事件の後もワシントンに滞在し、9月12日から 13日にかけて、パウエル国務長官やアーミテージ国防副長官らとも会ってか らパキスタンに帰国した。アーミテージはCIA出身で、1980年代にISI がアフガニスタンのソ連軍と戦っていたムジャヘディン・ゲリラを支援してい たころから、マフムードを含む多くのISI幹部らと親しい関係を持っていた ことで知られている。 ▼テロリストを野放しにする米当局  911事件をめぐっては、アメリカの捜査当局がホワイトハウスからの圧力 を受け、十分な事件の真相究明ができないままになっていることや、9月11 日当日の防空体制が異様に貧弱で、ふつうなら防げた旅客機のビル突入が、不 可思議な出動の遅れなどによって防げずに終わったことが分かっている。 http://tanakanews.com/c0124wtc.htm http://tanakanews.com/c0128wtc.htm  また米当局は、911事件だけでなく、それ以前にアメリカ国内で起きた 2つの大規模なビル爆破事件である、1995年の「オクラホマ連邦ビル爆破 事件」と1993年の「(1回目の)世界貿易センタービル爆破事件」について も、予防策や捜査を十分に行わず、真犯人と思えるパキスタン人や中東系の容 疑者を野放しにして、その存在自体をマスコミの目から隠したという「前歴」 がある。 http://tanakanews.com/c0218OKC.htm http://tanakanews.com/c1126saudi.htm  これらの疑惑から見えてくるのは、アメリカ政府は以前から「イスラム原理 主義」系のテロリストたちをわざと野放しにして、アメリカ国内を含む世界各 地でどんどんテロをやってもらうよう、いざなっていたのではないか、という 仮説である。この仮説に立つと、アメリカ政府と親密な関係にあったパキスタ ン政府の一部門であるISIの長官が、911事件の犯人組織にテロ資金とし て使える大金を送っていたことも、不自然なことではなくなる。  アメリカ当局がわざとイスラム過激派のテロ活動を放置したのだとしたら、 その目的は何だったのか。確かなことは分からないが、一つ考えられるのは、 ソ連の消滅というアメリカにとっては先方の一方的な都合で冷戦が終わってし まった後、冷戦と似たような「正義のアメリカ」対「世界的な悪」という巨大 な対立構造が生まれることを望む勢力がアメリカ中枢に存在し、その「世界的 な悪」として「アルカイダ」などイスラム過激派組織の存在がうってつけだっ た、というシナリオである。  イスラム過激派という巨大な敵が存在することにより、アメリカ政府は戦略 的に重要だと思われる世界のあちこちの国に対し「テロ防止のために貴国に米 軍を駐留させる」と宣言することができる。米国内的には、景気が悪化しても 連邦政府の予算を拡大することができ、ワシントンの政治家にとってのメリッ トがあり、政界と結びつきが深い軍需産業も潤う。 ▼外交政策の持続性とテロ戦争  ただ、テロが増えると経済活動が減退し、世界経済に大きな打撃を与える点 ではマイナスだ。これに対しては、日本や中国などの台頭により、アメリカは 経済面で超大国ではなくなり、このまま経済不振が長引くと「ドル」の国際通 貨としての威信が傷つき、ドル暴落の可能性もある。だから、その前に経済で はなく軍事で世界を支配し続ける「テロ戦争」の世界体制を作る必要がある、 といった説明が成り立つ。 http://tanakanews.com/d0311iraq.htm  アメリカの大統領制は4年ごとに選挙があり、大統領が交代すれば政策も変 わる。ソ連がアフガニスタンから撤退した1988年には大統領はパパブッシ ュだったが、その後クリントン(2期8年)、そして現在の息子のブッシュへ と、3回政権が交代している。3回も交代したのに、その間ずっと「テロリス トとの冷戦」が画策され続けていたと考えるのは、仮説として不十分ではない か、という見方もあるだろう。  しかしアメリカの場合、外交政策は政権や政党を超越して長期間同じような ものが続けられることが多い。冷戦体制が40年以上も続いたのがその一例で ある。冷戦は、ソ連とアメリカとの「談合」のような面があり、両者が相手を 敵視する政策を維持してはじめて成り立つ世界体制だった。1989−90年 にソ連のゴルバチョフが自国の体制を解体し、一方的に冷戦のリングから降り てしまうと、一夜にして冷戦は終わってしまった。  だから、アメリカの方で冷戦時代の40年間の大統領のいずれかが「ソ連敵 視を止める」と言い、米ソ和解を強力に進めていたら、冷戦はもっと早く終わ らせることができたはずだと私は考える。第二次大戦後のアメリカには、自国 を中心とする世界の枠組みを決定する権限があるが、その枠組みは、政権を超 えて存在するのである。冷戦後、現在まで続く「イスラム過激派とのテロ戦争」 も、そうした枠組みの一つであると思われる。  1993年の貿易センタービル爆破から2001年の911事件、そしてそ の後の「テロ戦争」や「悪の枢軸」そしてイラクとの「第2湾岸戦争」への流 れを見ていくと、アメリカの敵として「イスラム原理主義」が、しだいに大き な存在として立ち現れてくる過程だったことが分かる。イスラム原理主義やビ ンラディンといった存在は今やアメリカにとって、かつてのソ連に勝るとも劣 らない強敵として存在している。  以前、この仮説の問題点は「アメリカ政府がそんなことをするはずがない」 というアメリカに対する信頼感との間のギャップがあまりに大きいということ だったが、アメリカ政府に対する信頼感は、イラク戦争をめぐって急落したの で、今ではこの仮説も、人々に受け入れられるようになってきているのではな いかと思われる。 ▼不可思議な事件の上塗り  ISIのマフムード長官から依頼され、911事件の主犯格とされるモハマ ド・アッタに送金をしていたサイード・シェイクは、昨年2月に逮捕されてい る。逮捕容疑は、アメリカの新聞ウォールストリート・ジャーナルのダニエル ・パールという記者を誘拐殺人したことである。パール記者は、911事件と ISIの関係を深追いしようとして、逆にISIのエージェントと目されるサ イード・シェイクらに誘拐されたという展開だった可能性がある。 http://www.pittsburghlive.com/x/tribune-review/opinion/datelinedc/s_20141.html  パール記者誘拐事件もまた、非常に不可解な事件である。そもそも、誘拐の 主犯はサイード・シェイクではなかったと思われる。パキスタン政府は、サイ ード・シェイクに対する一審判決が出た直後に「主犯は別におり、尋問中。サ イード・シェイクは主犯ではなく、パール記者をおびき出す役目を果たしただ けだ」と言い出した。 http://www.guardian.co.uk/pakistan/Story/0,2763,757086,00.html  こうした不可思議な状況を総合すると、911事件の真相を握っているサイ ード・シェイクは、911に関する暴露発言を行う可能性があるので、ISI とムシャラフ政権によってパール記者誘拐の容疑を着せられ、生涯獄中に閉じ 込められることになった可能性がある。  もう一点は、誘拐されたのがウォールストリート・ジャーナルの記者だった という点である。この新聞はタカ派系で、アメリカの中枢部でブッシュ政権の 外交政策を牛耳ってイラク侵攻を引き起こした黒幕とされる「ネオコン」(新 保守主義派)に近い立場の新聞である。ネオコンはイスラエルと近い半面、イ スラム主義のサウジアラビア、イラク、パキスタンなどを非難している。イス ラエルは、パキスタンと対立するインドとも親しい関係を築いている。  ブッシュ政権中枢でネオコンと対立してきた中道派は、911以前のアメリ カの外交政策を古くから握ってきた主流派で、サウジアラビア、パキスタンの 政府と親しい関係を築いている。現在の米政府内では、国務省とCIAで中道 派の色彩が強いのに対し、国防総省はネオコンの色彩が強い。国務省とCIA は、2000年10月にイエメンで起きた米軍の駆逐艦爆破テロ事件に対する FBIの捜査を妨害するなど、911以前から、テロリストに行動の自由を与 えるためではないかと思われる政策を続けてきた。 (イエメンの駆逐艦爆破テロ事件を捜査するため、FBIのテロ捜査の最高責 任者だったジョン・オニールらFBI捜査官がイエメンに行って調べようとし たところ、国務省から「イエメンとの友好関係にひびが入るのでもうイエメン に来るな」と命じられ、妨害されて十分な捜査ができなかった。イエメンには アルカイダの拠点があり、この拠点の動きをウォッチしていれば、911事件 の発生も防げた可能性がある) ▼911事件を誘発したのは中道派?  サウジアラビアの中枢(王室の一部や財界)はビンラディンらを通じてアル カイダに資金援助してきた経緯がある。サウジアラビア(ビンラディン)− パキスタン(ISI)−アフガニスタン(タリバン、ムジャヘディン)−アメ リカ(CIA)という「4者連合」は1980年代にアフガニスタンで対ソ連 ゲリラ戦をともに戦った仲であり、その後はタリバン政権を支援した仲間たち である。この4者連合のうち、ビンラディンとタリバンは911事件への関与 が取りざたされ、今回さらにパキスタンのISIの911に対する関与も明ら かなった。  アメリカ国内で、この4者連合に参加しているのは、ネオコンではなく中道 派である。つまり、米当局が911事件を「事前に知っていたが見逃した」 「予防策や捜査を怠って誘発した」とすれば、それはネオコンよりも中道派の 仕業だった可能性が大きい。  アメリカなどでは「911はイスラエルのスパイの犯行に違いない」といっ た仮説がけっこう出ている。911事件の直後、実際にニューヨークの近郊で 引越し業者のふりをしたスパイと思われるイスラエル人が5人か逮捕され、そ の後2カ月の尋問を経て国外退去処分になっている。 http://www.forward.com/issues/2002/02.03.15/news2.html  また、主犯格のモハマド・アッタのフロリダの家の近くにイスラエルのエー ジェントが住んでいた、ということも報じられている。こうした事実から 「911はイスラエルがやった」という見方になるのだろうが、私はイスラエ ルの諜報機関は911のテロ計画が実施される一部始終を「ウォッチしていた」 ものの「荷担した」可能性は低いのではないかと今の時点では考えている。  イスラエルの諜報機関モサドは911直前の2001年8月23日、CIA に対し「アメリカ在住の19人のテロリストが間もなくテロをやりそうだ」と 通告し、テロ容疑者のリストまで渡した。そのリストには、モハマド・アッタ など、911事件の容疑者とされたメンバーが少なくとも4人載っていた。も しイスラエルが911事件の実行犯サイドに関与していたのなら、こんなリス トを出すとは思えない。 http://www.unansweredquestions.net/timeline/2002/diezeit100102.html  また、911事件でハイジャックされ貿易センタービルに突っ込んだアメリ カン航空11便には、イスラエル軍の特殊部隊「サエレト・マトカル」 (Sayeret Matkal)の元メンバーだったダニエル・ルイン(Daniel Lewin)と いう男が乗っており、機体がビルに突っ込む前にハイジャック犯のひとりに刺 殺されたことが分かっている。この刺殺情報は、この旅客機に乗っていた乗務 員が航空機電話を使って地上の職員に伝えたものだが、このことも「イスラエ ルはテロ実行犯をウォッチしていたが、一味ではなかった」と私が考える根拠 となっている。 http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=06032002-121706-8744r  911以降、イスラエルと親しい関係にあるネオコンは、ブッシュ政権内で の権力を急拡大させ、かねてからやりたかったイラク侵攻を実現させるに至っ ているが、これは中道派による911事件の誘発を把握した上で、ネオコンが 911事件の真相について黙っている代わりに、中道派が阻止したかったイラ ク侵攻を実現させたという「交換条件」だったのかもしれない。こうした大胆 な仮説は私の推測に過ぎないのだが、ネオコンと中道派の間で何らかの裏取引 があり、その結果イラク侵攻が実施された可能性はある。  もう一点分からないのは、イラク侵攻の直前にパキスタンでビンラディンに 対する逮捕劇が始まったこととの関係である。以前の記事「ビンラディン逮捕 劇の怪しさ」( http://tanakanews.com/d0313osama.htm )に、この逮捕劇の 意味をあれこれ推察して書いたが、イラク侵攻とビンラディン逮捕劇を連携さ せて考えた私の予測が外れる一方で、イラク開戦後もビンラディンに対する逮 捕劇は続けられている。  これが今後どうなるか、イラク戦争の長期化でネオコンが責任を取らされる 事態になるかもしれないということとあわせて、推移をもう少し見る必要があ る。 この記事はウェブサイトにも載せました。 http://tanakanews.com/d0327wtc.htm ==== [ ▼PR ] 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