住宅用カギ900万個に欠陥、痕跡残さず針金で解錠 2002/09/13 読売新聞HPより  国内で販売された住宅用のカギ900万個に、カギ穴をこじ開けなくても簡単に解錠できる欠陥があることが分かり、警察庁は13日、メーカー名を公表する一方、各メーカーに、防止用部品を取り付けるなどの対策を取るよう指示した。  欠陥が見つかったのは、カギ穴がドアから数センチ突き出ているタイプで、業界最大手の「美和ロック」や、「ゴール」「ショウワ」「堀商店」の計4社が十数年前から販売していた15種類の製品。  このカギの大半には、カギ穴を覆うカバーにドアとの間にすき間ができる不具合があり、針金をねじ込んで、内部の「カム」という部分を操作し、解錠することが可能という。ピッキング盗防止用の最新製品の一部にも同様の欠陥がある。  カギ穴に特殊工具を差し込むピッキング盗の場合、カギ穴内に傷が残ることが多いが、この手口では痕跡が残らないため、被害の有無が分からない。  今年5月中旬に首都圏の県警本部が、この「カム送り」と呼ばれる手口を説明した解説書や専門の道具が解錠業者向けに市販されていることを確認。同庁は、各メーカーに、防止用部品の開発を急ぐよう要請していたが、消費者の問い合わせに応じるメーカー側の体制が整ったことから公表に踏み切った。4社はすでに製造を中止している。  防止部品の取り付けや費用についての相談は、各メーカーのほか、各都道府県警察でも応じる。問い合わせ先は「日本ロック工業会」((電)03・5427・7473)へ。 (9月14日09:09) 社会面一覧