【経緯】  1年前に大阪市内のマンションから引越しをしました。当方としては非常に きれいに気を付けて使用していたつもりが、敷引を超過する現状回復費用を請 求されて、敷引から差し引かれました。当初から予定の敷引分は認めるにして も、超過分は返還して欲しい、というのが少額訴訟の申立です。  正直な話、妻の友人の間でもきれいに使っていると評判だったようで、常識 外に汚したというのは到底納得できません。ひどいところは、ペット禁止のマ ンションにもかかわらずに室内で猫、犬を飼っていた家もある位ですから、そ んなところと一緒にされたくない。善良なる管理者としてできる限りのことは してきたつもりです。 以下長文になりますが、関係書類の内容を添付します。 ■■■1.訴状(抜粋)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 被告は、原告に対して次の金員を支払え。  金116,147円 1賃貸借契約の内容  原告は、被告との間で(2)の物件について、次のとおり賃貸借契約を締結 し、引渡しを受けた。  (1)契約日 平成○年○月○日  (2)賃借物件 所在・・・  名称・・・  (3)賃借期間 定めなし  (4)賃料 1か月金104,000円  (5)交付した敷金の額 金700,000円  (6)敷金返還についての約定      重要事項説明書にて敷引350,000円 2賃貸借契約終了日 平成○年○月○日 3物件を明け渡した日 平成○年○月○日 ■■■2.証拠関係 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <当方から提訴時に提出済> ・訴状(→前述1) ・賃貸借契約書(→後述3) ・重要事項説明書(→後述4) ・請求書(→後述6) ・退去時荷物整理後(引っ越し出発直前)の記念写真2枚  (記念写真の背景に一部ではあるが壁、天井、床、畳が写っており、常識的   な感覚からすると(写っている範囲で)、総合的に受ける印象としては決   して「異常に汚く」はないことが分かる) <大家から反論として提出されたもの> ・現状回復費用負担承諾書(→後述5)  →当方の証拠書類に漏れており大家側から提示 ・リフォーム請負の工務店が口頭弁論日に出廷予定 ■■■3.賃貸借契約書(抜粋)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 第3条(敷金)  乙は、本契約と同時に敷金として第5条に定める家賃の8ヶ月分以内の金 70万円也を甲に支払いし、甲は正にこれを受領した。 2.敷金は、甲は乙が住宅を明渡して完全に返還したときに乙に全額返還す る。但しこの場合、未納の家賃及び未済の公共料金、或いは延滞損害金の内 、乙の甲に支払うべき債務のあるときは、乙は甲に別途債務を支払うものと する。 3.万一、乙が甲に別途債務及び甲、乙協議の上の家屋現状回復費(修繕費) を支払うことのできない場合は、やむなく甲は乙の敷金の内からそれに相当 する金額を控除して、その残額を返還する。 4.敷金には利子を附さない。 第5条(家賃)  住宅の家賃は、1ヶ月金104,000円とする。 第10条(共益費) 第12条(修理義務)  第10条に規定する費用の他、次の各号に掲げる修理または取替えに要す る費用は乙の負担とする。 一 畳の表替え、裏返し、障子・襖の張替え、ガラスの取替え、内壁の取替   え、塗替え、スノコの取替え、 二 住宅の錠、電気のスイッチ、水栓、その他住宅内部の小修理等。 三 浴槽、風呂釜(バーナーを含む)及び煙突の修理等。 四 配水管をつまらせたときの修理 五 その他住宅の使用上生じた費用で、当然乙の負担と認められる修理。 第13条(承認事項)  乙はあらかじめ、甲の書面による承諾を得なければ次の行為をしてはなら  ない。 一 契約当時の家族以外の者を同居させること(出生を除く)。 二 住宅の模様替え、その他の工作を加えること。 三 住宅の敷地内に工作物を築造すること。 四 住宅の敷地内に乙所有の車輌等を駐車しようとすること。 五 住宅の敷地の現状を変更すること。 六 鑑賞または愛玩用の小鳥、魚類を除く動物を飼育すること。 第18条(退去)  乙は賃貸借契約を解除してその住宅を退去しようとするときは、その30 日前までに所定の退去届を甲に提出し、または通知したる上、退去の際は甲 と立会いして、賃借物件に対し損傷の有無、或いはその程度について確認せ ねばならない。 第19条(原状回復)  乙は本契約を解除し賃借物件を明渡しするときは、その住宅或いは付属設備 について模様替えその他変更のある場合は、原状に回復しなければならない 2.前項の場合において、乙が原状に復さないときは、甲は乙に代わってこれ を代行して、その費用は乙の負担とする。 ■■■4.重要事項説明書(抜粋)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 6.賃料その他の授受する金銭    賃料  104.000円    保証金 700,000円    解約時 350,000円引    共益費   8,000円   (代理報酬)手数料 109,200円 ■■■5.現状回復費用負担承諾書(抜粋)■■■■■■■■■■■■■■■ 本日、別紙契約書にて賃貸借契約を締結したが、その第19条の原状回復する ための費用につき、下記条項を承諾した。  記 1.賃借人は賃貸人への賃貸借物件の明け渡しの際、賃貸借物件の修復費及び 原状回復費として金35万円也を賃貸人に支払うこと。 2.但し、賃貸人の指定する業者による原状回復費の見積もり金額が前項の金 額を超過する場合、賃貸人は前項金額にその超過額を併せて賃貸人に支払うこ と。 ■■■6.請求書■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■                          平成○年○月○日 保証金返金について(通知) ××マンションをご利用頂き有り難うございました。 修繕費、下記の通り、ご報告申し上げます。 ご指定の預金口座へお振込みさせて頂きますので、ご確認下さい。 ご報告方々、宜しく御願い致します。 尚、振込手数料につきましては、差し引かせて頂いておりますので、悪しから ずご了承下さい。                          ××株式会社    保証金預かり     700,000円    原状回復費      466,147円    水道代          5,190円     計         471,337円    差引き金額(返金分) 228,663円 請求書を添付させて頂きます。ご参照下さい。 ................................................................ 請求書 ××株式会社様   工事名 マンション改装工事   一金  ¥466,147− 別紙の通り請求申し上げますからお引合わせお支払の程御願申し上げます。                      △△工務店                      平成○年○月○日  ○○○号室             数量  単位  単価    金額 1.畳 表替        6   枚  4600 27,600 2.塗装工事        1   式        32,500 3.洗い美装工事      1   式        40,000 4.クロス張替     和室 壁     30 m  1300 39,000   南側洋室 天井、壁  47 m  1300 61,100   北側洋室 天井、壁 45 m 1300 58,500 DK,洗面 天井、壁  75   m  1300    97,500   トイレ  天井、壁  13   m  1300 16,900 5.CFシート    DK       14.2 m2 2500 35,500    洋室(北側) 9.5 m2 2500    23,750 ソフト巾木     26   本   400 10,400    への字押え見切   1    本 1200 1,200 ------------------- 443,950 消費税 22,197 ------------------- 合計 466,147 ................................................................